2022y ベントレー ベンテイガV8 Mullinerドライビングスペック ブラックライン ツーリングスペック メーカーOP¥6,609,070 正規ディーラー登録済未使用車

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年式2022年
走行距離80km
外装色グラッシャーホワイト
内装リネン/ベルーガ
車検2025年11月
車輌価格SOLD OUT

Main equipment

・2022y ベントレー ベンテイガV8 正規ディーラー車 登録済未使用車
・3,996cc V型8気筒DOHC 32Vツインターボ 550ps/5,750~6,000rpm 770N・m/2,000~4,500rpm
・トランスミッション 8速AT
・駆動方式 AWD

・Mullinerドライビングスペック22インチブラックペイント&ブライトマシーン仕上げホイール¥2,122,100
・ツーリングスペック¥1,169,900
・Bentaygaブラックラインスペック¥981,260
・フロントシートコンフォートスペック¥529,830
・カーボンファイバーフェイシアとドアウエストレール¥557,200
・コントラストステッチ¥355,670
・サンシャインスペック¥307,350
・TVチューナー¥182,400
・LEDウェルカムランプbyMulliner¥151,080
・テールパイプオーバーマット¥82,890
・3本スポークデュオトーンステアリングヒーター¥81,150
・ムードライティング¥69,410
・バッテリーチャージャー(ソケット付)¥18,830
オプション総額¥6,609,070

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2022年11月新車登録のベントレー ベンテイガV8が入庫しました。
走行距離は100km未満(撮影時の走行距離は50km)の登録済未使用車となります。
外装色はグラッシャーホワイト(ソリッドホワイト)、インテリアカラーはリネン(クリーム系)とベルーガ(ブラック系)のレザーとなります。シートとダッシュボード下部、ステアリングの内側、ステアリングコラム、ドアセンタートリムがリネン(クリーム系)のレザーとなり、ダッシュボード上部、センターコンソール、アームレスト、ステアリング外側、ピラートリム、ドアトリム等がベルーガ(ブラック系)のレザーです。

いまでこそ、ロールス・ロイスやランボルギーニやマセラティといった、それまでは無縁と思われていたメーカーがこぞって超高額SUVをラインナップに加えていますが、その先駆者的存在はベントレーであり、『ベンテイガ』です。誰もやらなかったことを最初にやるというのは大変勇気のいることで、それなりの批判や否定的見解も覚悟しなくてはなりません。ベンテイガも発表直後は「本当に大丈夫か?」などといった反応が少なくありませんでしたが、現在のSUVマーケットを眺めながらベントレーはきっとほくそ笑んでいるに違いありません。そもそもベントレーは、その歴史にいくつもの「先駆者」という文字を刻んできたメーカーです。創業者のウォルター・オーウェン・ベントレーは英国車の先駆的エンジニアとして広く知られており、ルマン24時間耐久レースを量産車のテストフィールドとして捉え当初から積極的に参戦し、GT=グランツーリズモという概念をいちはやく具現したのもベントレーでした。超高額SUVを最初に世に放ったのがベントレーというのも必然と言えるかもしれません。
2012年のジュネーブショーで公開された『EXP 9 F』と呼ばれるコンセプトモデルがベンテイガの原点でした。コンセプトモデルとはいえディテールまでほぼ完成しており、ベンテイガとして発売する準備は整っていたものの一応市場の反応を確認したかったのでしょう。

ベントレーによれば、2015年に発表したベンテイガは、ラグジュアリーSUVの先駆けであり、まったく新しいセグメントを創出したパイオニアなのだといいます。2000年以降、多くのSUVがリリースされ、高級なモデルはプレミアムSUVなどと呼ばれてきましたが、ベンテイガはそれらと一線を画す存在ということのようです。
プレミアムブランドとラグジュアリーブランドは何が違うのか。前者はターゲットとするセグメントおよびユーザーを定め、機能や品質といった商品力を磨くことで、競合との差別化を図って立ち位置を確保していく一般的なマーケティング手法によってブランディングする。対して後者は、そういった意識は薄く、つくり手が持つ独自の世界観をひたすらに磨き上げることで成立するのだそうです。ユーザーが選ぶ基準となるのは機能や品質といった相対的な価値ではなく、「ブランドの世界観という絶対的な価値」であるということです。つまりベンテイガを選ぶ動機は「ベントレーだから」ということになります。実際にベンテイガを目の当たりにすると「ベントレーなんだからすごいに違いない」と圧倒されてしまうのは確かです。大幅改良を受けて新型となったベンテイガは、大型化されたフロントグリルがより垂直に近くなり、丸型から楕円形へと改められたLEDマトリクスヘッドライトは従来よりも外側の30mm高い位置へ移動したことで、押し出しが強くなっているから余計に圧倒されます。

ベントレーではおなじみのクリスタルカットガラスをモチーフにしたというヘッドランプは、自動車用としてはおそらく世界一煌びやかなこともあって、フロントマスクから放たれるオーラは一層強くなっています。そうした一方でボンネットの形状を変更し、先端を延長しています。開口部の位置が変更されたことで、正面から目に留まる隙間をなくしています。リアはさらに大胆に刷新されています。テールゲートが車幅いっぱいまで伸ばされたことで、こちらも開口部の隙間が後方からは目立たなくなりました。「B」の文字をモチーフとした長方形から新たに楕円形へとデザインが変更されたテールライトは、従来の分割式ではなく一体式になりました。さらに、ライセンスプレートをバンパー下へと移動したことでテールライト左右間にすっきりとした面が広がり、そこに配されるエンブレムが際立って見えます。必要のないデザインエレメントをそぎ落とすことで洗練されていくという、シンプル&クリーンのお手本のようなデザインです。
インテリアは最高級の素材とハンドクラフトによる伝統的なベントレーの雰囲気を保ちながら、フルデジタル仕様のメーターパネルや10.9インチの高解像度センターディスプレイなどでモダナイズされました。オーディオやカーナビなどの操作は基本的にセンターディスプレイのタッチパネルで行うようになっていますが、すぐ下のスイッチもあわせて使えます。

エアコンやドライブモード切り替えなどもロータリー式スイッチで、とても分かりやすいです。なんでもかんでもタッチパネルでの操作に集約してデザインをすっきりと見せることが流行していますが、それらは使いやすいかと言われれば、決してそうではないのが現実です。ベンテイガは洗練されたルックスと使いやすさのバランスが絶妙で、試乗しても直感的に操れることに、さりげないおもてなしを感じます。ラグジュアリーブランドはつくり手本意なものなのだというにわか知識から、ユーザーはたとえ使いづらくても盲目的に従うことを強いられるのかと勘違いしますが、決してそうではありません。競合の動向などトレンドに流されず、ユーザビリティーに重きを置くのもベントレーの持ち味なのです。そういった、ユーザーに寄り添うベントレーの優しい一面は、新型ベンテイガの走りにも表れています。例えば発進時にアクセルの踏み方が少々乱雑だとしても動きは至ってスムーズです。決して鈍いわけではなく、踏めば踏んだだけ豊かなトルクが湧き出てボディーの重さを意識させず力強く加速していくのですが、ガクンとするような唐突な動きがまるでなく、どんな場面でもあくまでスムーズなのです。今回入庫したお車はV8エンジンで、後に続く「ベンテイガ スピード」に搭載されるW12エンジンに対して最高出力は58PS、最大トルクは130N・mほど下回ることになりますが、単体で乗っているかぎりはこれ以上何を望むのか?と思えるほどに頼もしいお車です。今どきの直噴ターボは直3や直4の実用車用ユニットでも低回転域のトルクが充実していて、街中から高速道路の巡航まで2000rpm前後でほぼこと足りてしまいます。ベンテイガはそれにも増して余裕があり、高速道路の追い越しでも2000rpm以上回す必要をほとんど感じません。

100km/hの巡航は8速1500rpmで、そこから緩やかに速度を上げるために右足でアクセルペダルをゆっくりと踏み増していくと、シフトダウンせずともストレスなく加速していきます。もう少しだけ速やかに、例えれば助手席ですやすやと寝ている人がいたとしても起こさない程度に急ぐイメージで、アクセル開度20〜30%まで踏んでいくとさすがにシフトダウンしますが2000rpmをほんの少し超えたところで120km/hに達して、おそらく90km/hのスピードリミッターぎりぎりで走行しているトラックの隊列をスイスイと追い抜いていけます。

こういったときも加速Gは立ち上がりが穏やかで、エンジンサウンドも遠くのほうからフォーンとささやいている程度です。寝た子を起こすことなく、交通の流れを上手にリードしていくことができます。心に余裕を持って穏やかに運転しているつもりでも、意識せずとも目的地に早く着いてしまいます。そんな不思議でぜいたくな移動が、ベンテイガに乗っていると自然と実現してしまいます。285/40ZR22の大径・低偏平タイヤは乗り心地に有利とはいえませんが、実際には夢のように快適で驚きます。ドライブモードは「Comfort」「B」「Sport」の基本3種と、任意設定できる「Custom」が加わり、乗り心地も相応に変化します。
Bモード(Bentleyマーク=一般的なAutoに相当)は丹念につくり込まれているようで、実はこれ一択でもまったく問題ありません。

ベンテイガで最も幸せを感じたのはComfortモードです。
ドライブモードが切り替えられるのは今どき特別なこととはいえませんが、Comfort(やそれに準じるモード)ではその多くの場合、街なかなど低速域では快適なものの、速度や走行負荷が高まるにつれて状況に合わなくなっていくことが多いのです。スプリングが金属ゆえ固定レートなのにダンパーが減衰力可変式となれば、整合性がとれない領域が出てくるのは当然です。重量級のラグジュアリーSUVで幅広く良好なマッチングをとるには、ベンテイガの例をみるまでもなく可変レートのエアスプリングシステムは必須でしょう。

さらに、車両重量が重く車高も高い大型SUVで快適な乗り心地とフラットな操縦安定性を両立させるためには、素早く幅広いレンジでロール剛性をフレキシブルに可変できるスタビライザーが有効です。ベンテイガが世界初とうたう「アクティブロールコントロールテクノロジー」は、そういった要求に応えるシステムです。リアトレッドを20mm広げてきた新型は、基本的なスタビリティーを向上させたことでステアリング操作に対する俊敏性が高まり、結果的に正確性が高く一体感のあるハンドリングに進化しています。ラグジュアリーの頂点であると同時にドライバーズカーでもあるベントレーの世界観においては、そこに磨きをかけることも大事なのです。ベンテイガは、ドライバビリティーおよびユーザビリティーに優れた、人に寄り添うクルマ作りがなされています。そこには秘伝のレシピや何やら崇高なフィロソフィーがあるに違いありません。
2015年9月の正式発表時はW12ツインターボエンジンのみを搭載していましたが、後にV8やハイブリッドも追加しています。日本ではV8搭載モデルのベンテイガと、W12搭載モデルの『ベンテイガ・スピード』が販売され、後に『ベンテイガ・ハイブリッド』も加わりました。

発売から6年以上が経過しているベンテイガは一昨年、いわゆるマイナーチェンジを受けています。『コンチネンタルGT』や『フライングスパー』とデザイン言語を統一することで、ベントレーファミリーとしてのブランド力をより堅実なものとするのが狙いです。ベンテイガの顔を印象付けるマトリクスグリルは従来型よりも大型化されただけでなくほぼ垂直に近い角度に修正されて、押し出し感と“威厳”のような雰囲気がより一層強調されるようになっています。
ライトは前後ともに楕円形ですが、リヤはコンチネンタルGTとの繋がりを主張するいっぽうで、楕円形のヘッドライトを採用するのはベンテイガが初めてで、ひょっとすると今後コンチネンタルGTやフライングスパーも右にならうかもしれません。また22インチまでのホイールを収める理由もあってかリヤのトレッドは20mm拡大され、後ろ足の踏ん張り感がさらに増したスタイリングとなっています。

インテリアはセンターコンソール/シート/ドアトリムが刷新され、4人乗り仕様の後席の膝周りスペースが通常時で30mm、リクライニング時で100mmそれぞれ広くなっています。クルマの装備の中でもっとも進化の早いインフォテインメントもアップデートされ、10.9インチの高精細タッチスクリーンが装備されました。AppleCarPlay、AndroidAutoが使えます。ウッドパネル(カーボンファイバーインテリアトリム)や本革のしつらえは相変わらずため息が漏れるほど見事です。いまやずいぶんとモダナイズされてしまったロールス・ロイスよりも、ベントレーのほうが英国の伝統や格式を強く感じるインテリアの演出になっていると思います。
V8ツインターボエンジンはひと言でいえばモーターのようです。スロットルペダルを踏むと瞬時にトルクが立ち上がり、それが間断なくスムーズにずっと続く感触は、私達が擦り込まれている内燃機のパワーデリバリーとは一線を画すもので、まるでEVに乗っているかの錯覚に陥るほど。EVだと勘違いするのは、静粛性が極めて高いことも影響しています。

ポルシェが主導して開発したとされるこのプラットフォームは、ご存知の通り『カイエン』や『ウルス』や『Q8』も共有しています。同じ材料でもシェフが違えばお皿に盛り付けられる料理の味も異なるわけで、ベンテイガはSUVの格好をしていても紛れもない

ベントレーの風情と乗り味を備えています。

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